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禁煙外来について

喫煙による健康への悪影響として、喫煙関連三大疾患である各種癌(肺癌、食道癌、膵臓癌、口腔癌、中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌、膀胱癌)や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)をはじめ、糖尿病、メタボリックシンドローム、脳卒中、骨粗鬆症など様々な疾患のリスクが上昇することが知られています。しかしながら喫煙者の70%はニコチン依存症といわれており、禁煙が困難となる原因のひとつにニコチンの持つ強い依存性があります。

2006年4月1日よりニコチン依存症に対する禁煙指導が保険適用となったことから、当院でも
①ニコチン依存症診断用のスクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断されること
②喫煙年数と1日の喫煙本数を掛けた値(Brinkman指数)が200以上であること
③患者様自らが直ちに禁煙することを望み、禁煙治療プログラムの説明を受けて文書により同意していること
以上の基準を満たす患者様の禁煙をお手伝いすべく、毎週月曜日午後に禁煙外来を行っております。

まず初診時に現在の喫煙状況およびニコチン依存度の把握をし、禁煙の実行にあたってのアドバイスやカウンセリングを行います。
そのうえで患者様に合わせて貼付薬のニコチンパッチか内服薬のチャンピックスかの禁煙補助薬の選択を行い、ニコチンパッチであれば8週・チャンピックスであれば12週の間、定期的に外来通院していただき呼気一酸化炭素の測定やカウンセリングを行いつつ禁煙成功へのサポートをさせていただきます。

 

 

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