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呼気中一酸化窒素濃度測定

気管支鏡検査
肺や気管支の病気を診断したり、治療の効果を判定したりするために行う内視鏡検査です。気管支鏡の太さは3~6mmくらいで、病気の種類や用途によって使い分けられます。気管支鏡の先端には小型のCCDカメラが付いており、気管支の中の様子がモニターに映し出される仕組みになっています。
 当科には一般的な気管支内視鏡の他に、細径内視鏡、極細径内視鏡、超音波内視鏡、蛍光観察内視鏡、狭帯域光観察内視鏡を常備しており、肺癌検査はもちろんのこと、感染症、びまん性肺疾患、縦隔疾患等様々な呼吸器疾患に対応可能です。


呼吸機能検査
肺の容積や、吸気・呼気の流速、酸素を血液中に取り込む能力等呼吸機能に関する検査です。喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などをはじめとする、呼吸機能の異常を伴う肺疾患が疑われる場合、および治療による効果判定目的に行います。また気管支鏡検査、手術等の施行前に、全身検査の一環としても行います。

 


気道過敏性検査
 外気の気圧・温度差や煙・スプレー等の微小粒子に気管支平滑筋が敏感に反応して収縮する度合いを気道過敏性といいます。喘息の患者様では気道過敏性が亢進しており、普通の人なら反応しないような軽微な刺激に対して気管支が収縮し、咳き込んだり呼吸が苦しくなったりします。
気道過敏性検査では気管支収縮を引き起こす薬を低濃度より順番に吸入していただき気道過敏性を測定します。検査により気管支収縮が誘発されてもすぐに気管支拡張薬を吸入していただくため、安全に検査を実施することができます。


呼気中一酸化窒素濃度測定
 喘息では気道(気管・気管支)に慢性的な炎症があり、吐く息の中(呼気中)の一酸化窒素濃度が高くなっていることが分かっています。慢性的な咳を主訴に来院される患者様は多数いらっしゃいますが、喘息と慢性閉塞性肺疾患(COPD)・感染症といった他の疾患との鑑別に有用な検査であり、正確な診断および最適な治療を提供することが可能となります。
 また、この検査は1回あたり2~3分程度で行うことができ、体への負担もほとんどないことから、受診の度に検査を行い、自分の喘息の状態・治療効果の判定も可能となります。

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