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臨床工学科

臨床工学科

臨床工学科は医療機器のスペシャリストであることに自覚を持ち、チーム医療の一員として最善の努力を払い業務遂行することを理念に掲げています。
臨床工学技士は医療機器の安全な運用を最優先として、生命維持管理装置等の操作及び保守点検管理業務に従事しています。



佐合 勝美 
臨床工学技士長
医療機器安全管理責任者

 

 

在籍スタッフ

臨床工学技士 13名
(技士長兼医療機器安全責任者1名 技士長補佐1名 主任臨床工学技士2名)


専門資格

透析技術認定士 5名
3学会合同呼吸療法認定士 6名
体外循環技術認定士 1名
JHAT隊員 1名


業務内容

医療機器管理

医療機器を中央管理し、保守点検修理を行っています。
医療機器管理ソフトを使用し、機器稼動状況の把握や点検計画に基づいた管理にも力を入れています。

 

人工呼吸器関連業務

人工呼吸器の動作状況を点検リストに基づき毎日ラウンドしています。
呼吸療法サポートチーム(RST)に参加し、他職種と連携して質の高い医療を提供できるように努めています。
人工呼吸器を安全に使用できるように、始業点検、終業点検、定期的な保守点検を確実に行っています。

 

 


人工透析センター

60床180名以上の慢性維持透析治療を行っています。
穿刺から血液回収までの透析装置操作、警報対応、定期オーバーホール、メンテナンス等が主な業務内容です。
当院では透析機器安全管理委員会を設置し、ETRF交換・エンドトキシン測定・生菌検査等で厳密な管理を行い、水質基準を満たした安全な透析液を精製しております。


シャントエコー

血液透析を安全に行うために欠かせない、シャントの状態を確認するエコー検査を臨床工学技士が実施しています。
早期に異常を発見し、適切な処置を行うことで、シャントトラブルを未然に防ぎ、透析治療を安全に継続することができます。
透析治療を熟知した専門チームがシャントエコーを担当し、検査結果を医師・看護師と速やかに共有しています。



心臓カテーテル室

年間500例以上の症例に携わっています。
虚血性心疾患に対するカテーテル検査や治療、ペースメーカ植え込み手術の際、医師の補助や機器操作を行います。
緊急時には体外式ペースメーカやIABP、ECMOの操作を行います。


ICU

365日24時間当直体制にて急性期疾患に対応しております。
血液透析、持続緩徐式血液濾過透析、血漿交換、直接血液灌流などの急性血液浄化や補助循環、人工呼吸器の操作やラウンドなどを行っています。

 


手術室

鏡視下手術における内視鏡用ビデオカメラの保持および操作を行っています。
手術中の視野確保のための迅速なカメラ操作や、医師の指示に応じた視野の切り替え、機器トラブル発生時の迅速な対応などが主な業務です。
高度な機器の操作知識と手術手技の理解が求められ、当院では専門知識と豊富な経験を持つ専門チームが担当します。
他には麻酔器の始業点検、消耗品の補充や定期的なメンテナンスを行い、手術での出血量に応じた自己血回収装置の操作も行います。
常に医師・看護師と連携して手術をサポートしています。


ペースメーカ外来

年間200例以上のペースメーカ動作チェックを臨床工学技士が実施しています。
医師の指示によりプログラマーを操作し、稼働状況の確認や設定の変更を行います。
機器の状態を正確に評価し、異常の早期発見と迅速な対応に努めています。

 

 

医療機器定期研修

医師・看護師を主としてメディカルスタッフを対象に、医療機器の安全使用に関する定期研修を実施しています。
近年、動画を用いた院内限定Web配信を運用し、時間や場所にとらわれず受講できる体制を整備しました。これにより研修参加率が大幅に向上し、現場の医療安全意識の底上げにもつながっています。
常に新しい情報を提供し、院内で安全な運用ができるよう心掛けています。

 


その他

・腹水濾過濃縮再静注法(CART)
・末梢血幹細胞(PBSC)採取
・顆粒球吸着療法(G-CAP)

 

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