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木質ペレット焚温水機を導入しました

 当院では平成26年2月に、院内の給湯に利用するため「木質ペレット焚温水機」を導入しました。メインの温水機として既存のLPガス焚から切り替え、年間約127トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減を図ります。
 木質ペレットとは、樹木の伐採や造材のときに発生した樹皮やおが粉などを圧縮成型した小粒の固形燃料のことです。木質ペレットのような林産資源をはじめ、生物資源によってつくりだすエネルギーは「バイオマスエネルギー」と呼ばれ、再生可能エネルギーとして注目されています。
 また、燃焼灰には、肥料の3要素の一つであるカリウムが多く含まれていることから、林地・農地へ還元することにより、エネルギ-循環型社会の形成に寄与するものと期待されています。

もちろん、木質ペレットを燃焼させればCO2が排出されます。しかし、CO2に含まれる炭素はもともと樹木の成長過程で光合成により吸収したCO2に由来されるため、排出量はゼロとみなされます。このように、大気中のCO2量を増減させないという考え方をカーボン・ニュートラル(二酸化炭素中立性)といい、バイオマスを化石燃料の代わりに利用すれば、CO2の排出を抑制できます。
当院ではすでに冷暖房装置として木質ペレット焚吸収冷温水機を導入しており、更なるCO2排出量削減を目指します。
なお、導入にあたっては経済産業省所管 一般社団法人新エネルギー導入促進協議会の「平成25年度再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策費補助金」を活用しています。

 

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