あいさつ
総合診療内科 森下健太郎
総合診療科では、日常的な疾患に対する質の高い診療を行うだけでなく、患者さんを全人的に捉えていく視点が重要となります。そのためには「予防医学」や「公衆衛生」に及ぶ幅広い知識と経験が求められます。当プログラムでは、市街地に位置する当院を中心に近隣の中規模病院や山間部の無床診療所などの特徴の異なる施設と
連携することで、豊富な疾患群と患者数をベースとした最高の研修環境をご提供できるものと自負しております。
取得可能な資格
家庭医療専門医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医
日本病院総合診療医学会専門医
経験目標と内容
外来診療 |
- エビデンスに基づいたcommon diseaseの診療や外科処置等を学ぶ
- 診断が困難な疾患のプロセスや重症患者の初療について学ぶ
- 連携施設にて往診・見取りを経験する
|
入院診療 |
- 診察した患者を引き続き入院にて治療し、入院患者の管理を学ぶ
- 患者背景をふまえて、退院調整や二次予防に重点を置く
|
救急科/小児科 |
各科の専門医からプライマリケアに関わる領域を中心に学ぶ
|
予防医学 |
検診、予防接種等を通して公衆衛生を理解する
|
その他 |
産業保健活動、学校保健活動等に参加
|
経験症例と到達目標 |
家庭医療後期研修プログラム(現在申請中)に基づく
|
学術・研究 |
モーニングカンファランス・症例検討会 |
1回/週 |
抄読会 |
1回/月 |
各種基本領域の学会の総会または地方会 |
1回/年以上 |
|
当科のウリ
ここがオススメ!!
診療所研修においては山間部の無床診療所が選択可能で、へき地医療のエキスパートの元で一定期間診療しながらプライマリケアの極意について直々に教わることができます。また、中規模病院での研修ではかかりつけ医としての役割を担うことで全人的な医療について考える力を養います。地域中核病院である中濃厚生病院は圏域唯一の救命救急センターを有する施設であり、重症患者や複雑な疾患の患者に対する外来診療、入院診療を経験することができます。これらの研修を組み合わせることで、common diseaseの対応から希少疾患の鑑別、そして重症疾患に対するきめ細かな管理に至るまで幅広い力を持った医師の育成を目指しています。
なお、研修の内容は後期研修プログラムの規定内であれば研修希望者の描く進路に沿った形で柔軟にプランニングすることができます。経験豊富で気さくな上級医に囲まれて充実した研修生活がおくれる様、全力でサポートします。 |