あいさつ
外科部長 井上総一郎
当院は刃物で有名な岐阜県関市にあります。鵜飼いで有名な長良川の中流に位置し自然豊かな環境にあります。
平成29年4月1日現在の当科のスタッフは後述のごとく常勤医師6名です。ご覧のとおり高齢化が進んでおります。勤務医の心得に25~35歳は技術の習得、35~45歳は人格を含む心の鍛錬、45~55歳は若手後輩の教育指導、55~65歳は病院への貢献、75歳~は社会への貢献というのがあります。幸い当院は医療圏も広く手術件数も後述のごとく割りと豊富にあります。また当科は名古屋大学消化器外科(旧第2外科)に所属しており若手に手術をやらせるという伝統を受け継いでおります。ぜひ35歳までに技術を習得しようという若い先生方の募集をお待ちしております。
取得可能な資格
日本外科学会専門医、指導医
日本消化器外科学会専門医、指導医
日本がん治療認定医 等
医師
井上総一郎外科部長(1984年卒)
仲田和彦中央手術室部長(1986年卒)
吉田滋乳腺内分泌外科部長(1994年卒)
武藤俊博医長(1998年卒)
薮崎紀充医長(2004年卒)
武田洋平医師(2013年卒)
年間症例数
2015年度手術件数:547例(全身麻酔364例、その他183例)
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開腹手術 |
内視鏡(補助)手術 |
食 道(良性) |
例 |
例 |
食 道(悪性) |
2例 |
例 |
胃・十二指腸(良性,GIST) |
1例 |
例 |
胃・十二指腸(悪性) |
27例 |
10例 |
小 腸 (腫瘍) |
1例 |
例 |
結 腸・直 腸(腫瘍) |
58例 |
22例 |
腸閉塞(原発腫瘍除く) |
23例 |
例 |
虫 垂 |
55例 |
例 |
小 腸・大 腸 (炎症性腸疾患) |
例 |
例 |
肛 門 (炎症性腸疾患を含める) |
72例 |
例 |
肝(腫瘍) |
14例 |
例 |
肝(移植)ドナー |
例 |
例 |
肝(移植)レシピエント |
例 |
例 |
胆 嚢・胆 管(良性) |
17例 |
58例 |
胆 嚢・胆 管(悪性) |
9例 |
例 |
膵(膵炎) |
例 |
例 |
膵(腫瘍) |
16例 |
1例 |
甲状腺 |
例 |
例 |
乳 腺 |
25例 |
例 |
副 腎 |
例 |
例 |
上皮小体 |
例 |
例 |
腎(移植)ドナー |
例 |
例 |
腎(移植)レシピエント |
例 |
例 |
鼠 径・大 腿ヘルニア |
54例 |
29例 |
その他 |
47例 |
9例 |
経験目標と内容
外科全般の研修を行い、日本外科学会外科専門医を取得するに必要な規定の修練実績を積むことを目標としています。
修練の開始時は、虫垂切除、ヘルニアなど一般外科手術及びそれらの鏡視下手術からスタートし、腹腔鏡下胆嚢摘出術を経て、乳癌手術、各種消化器がん手術(開腹&鏡視下)、外傷、イレウス等の緊急手術の執刀や助手を経験、修得してゆきます。比較的早い時期から、指導医のもと、執刀医としてデビューしていただき、手術全体をコントロールすることを身につけてゆくことをすすめてゆきます。
専任医師が常駐する緩和ケア病棟の併設もあり、疼痛コントロールを含む緩和医療も経験できます。
当科のウリ
- 消化器外科の各分野及び乳腺外科の専門医が所属しており、幅広い症例経験ができること。(当院には心臓血管外科部門はありませんが、岐阜ハートセンター等のご協力をいただき、症例経験を取得可能となっています)
- 希望する専門分野へ特化することも可能であること。
- 当番体制が整っており、緊急手術、急変などの対応も安心であること。
- 消化器内科はもちろん、臨床各科との連携が良く、緊急時など、困ったときの対応にもストレスがないこと。
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