【プログラムの目標】
「患者・家族・病院・地域から信頼・感謝される医師の育成」、「患者も医療者も感動の得られる医療」、「Noblesse oblige の精神」を理念として、生涯に渡る医師としてのプロフェッショナリズムを養い、多くの症例を主体的に経験することにより、患者さんのニーズを知り、それに答える方法を身に着けます。
【当院研修プログラムの特色】
- 充実した専門診療科の存在(心臓血管外科以外は自院でほぼ完結可能)。
- 豊富な救急医療の件数(平成30年度の救急医療は1日平均39.1人)により、1人の研修医が約100人/1ヶ月の救急患者にfirst touchしており、実践的な研修がアットホームな環境の中で可能。
- 必修は1年目に内科24週、救急(麻酔科含)12週、小児科、外科、産婦人科各4週、2年目に地域医療4週、精神科4週で、あとは研修医の希望に沿って自由に研修先を選択できる。
一般外来研修については1年目の総合内科・小児科・外科及び地域医療でのブロック研修中の外来診療研修で約7週分の研修を行う。それ以上の一般外来研修を望む研修医については、希望に応じて通年で研修医個人の外来枠を週に2時間程度設けた上で、並行研修することも可能とする。
- 内科の24週の間は主たる診療科は呼吸器系・循環器系・消化器系・血液内科+神経内科系・内分泌代謝系・総合内科系に分類し、各4週ずつとするが、境界領域の症例や希少疾患例の担当に関しては全内科内で自由に症例を経験できる。
- 研修医が日直・当直・平日午後のトリアージ・救急研修中に関わった症例の入院に関しては、症例を選択して研修中の診療科以外の科への入院となっても入院中の担当医として退院まで関わる。
- 中濃厚生病院での研修では、患者の初診・入院から退院・通院までを一貫して主担当医として関わり、患者の問題解決まで責任を持って対応し、問題解決能力を身に着ける。このために当院での研修では患者のベッドサイドに足繁く通うことを第一とし、EBM(Evidence-Based Medicine)だけでなく、NBM(Narrative-based Medicine)も大事にする。
- 内科専門医をはじめ3年目以降の専門研修にシームレスに移行できる。
以上のことから、当院の研修プログラムの特色として、多くの症例の経験ができるだけでなく、1年次で必修の内科24週、救命救急8週、麻酔科4週、外科4週、小児科4週、産婦人科4週、2年次で経験する地域医療4週、精神科4週の研修を行った上に、内科、救命救急センター、外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科などのコースについて、ストレート、ローテートのいずれも研修可能となるように、研修医の方々の希望にそえるようにしております。
当院の初期臨床研修プログラム(例)
1年次 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
内科(24週)
[ 呼吸器・循環器・消化器・神経・内分泌・糖尿病・血液・腎臓 ] |
救急
(8週) |
麻酔科
(4週) |
外科
(4週) |
小児科
(4週) |
産婦人科
(4週) |
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|
2年次 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
精神科
(4週) |
地域
医療
(4週) |
選択科目 |
|
当院の初期臨床研修プログラム(例2)
1年次 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
内科(12週)
[ 呼吸器・循環器・腎臓 ] |
小児科
(4週) |
産婦人科
(4週) |
外科
(4週) |
内科(12週)
[消化器・神経
内分泌・糖尿病・血液 ] |
救急
(8週) |
麻酔科
(4週) |
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|
2年次 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
地域
医療
(4週) |
精神科
(4週) |
選択科目 |
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「プログラムの詳細についてはこちらをご覧ください」
令和3年 中濃厚生病院 初期臨床研修プログラム